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初心者が綴る。 初心者ゆえの駄作。 そんな、なのフェイなの。

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行キ着ク果テノ世界38








「グランツ博士!ナノハにその話しは!!」
「命が失われた前後、君は彼女に触れたかい?」
「博士!!」
「例えば、手を握ったとか、抱きしめたとか、口づけしたとか」


やめてほしくて、勢いよく立ち上がった。
いくら楽しい思い出があるからって、大切な人を失った悲しい日を思い出すのは誰だって辛い事なんだ。


「いいよ、フェイトちゃん、私なら大丈夫だから」
「ナノハ、だって」
「フェイトちゃんに関係することならちゃんと答えるから」


そっと手を握られた。
ポカポカと温もりが伝わるそれは、ナノハがやさしく包み込んでくれているみたいで、興奮していた私も、すっと落ち着きを取り戻した…なのに―


「例えであげた3つ。そのすべてを私はアリシアちゃんにしました。」


口づけは、アリシアちゃんからだったけどね。
寂しそうに、でもどこか嬉しそうなナノハに衝撃を受けた。
あぁ、またこのモヤモヤ。これはヴィータと居た時にも。

私また、嫉妬してるんだ。


「どうしてって手を握ったし。」

ナノハ…

「逝かないでって抱きしめました。」

やめて…

「泣きだしそうな私に口づけてくれたのは」
「やめてってば!!」


しーんと静まり返った部屋で、ふと我に返る。
あれ?もしかして私…。


「フェイト…ちゃん?」


やってしまった。
不安げに私を見上げるナノハに、今してしまったことに顔が熱くなるのが自分でもわかった。隣で笑いをこらえているはやてや、少し呆れ顔でこちらを見つめるアミタにキリエ。
ナノハだけが、この状況を理解しきれていないみたいで…。


「一気に話し過ぎたようだね。少し時間をおこうか。外の空気でも吸ってくると良い。」
「あっ、いや、その…」


慌てて、訂正しようと焦る私に、クイッっと服を引っ張るナノハ。
あぁ、まだ顔、赤いんだろうな。


「ねぇ、フェイトちゃん」
「なに?」

顔を見られたくなくて、少しぶっきらぼうに返事。
だけどナノハは、私が思っていた以上の爆弾を投下した。


「デート、しない?」
「デ、デート!?」





*********






フェイトちゃんは信じられないって目で、ばっと私を見た。
え? なに? まずかった?
見回すと、はやてちゃんや、それに他のみんなもビックリしたみたいにこっちを見てる。
でも仲が良いとデートをするんだよね?
はやてちゃん言ったよね?

微かな沈黙。
なんだか、切り出した私の方が対応に困る。


「いや、その…、嫌ならいいんだけど」
「やっ、そんなっ、嫌じゃないよっ、しよう!」
「あぁ…そう? って言っても、中庭とか敷地内なんだけど」
「い、行くよっ」

その表情は、本当に嬉しそうで。
どこか思いつめていたフェイトちゃんの姿はなくて、ホっとした。


「じゃあ気分転換も兼ねて行こうか」
「あ…、う、うん…」

フェイトちゃんの返事を聞きながら私達は部屋を後にする。






なんだか、背中にからかいの眼差しとか、いろんなものを感じたけど
この際、目をつむっておこう。






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  1. 2016/11/19(土) 00:00:00|
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