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初心者が綴る。 初心者ゆえの駄作。 そんな、なのフェイなの。

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行キ着ク果テノ世界21






で、どうしてこんなことになってるの?

『侵入者アリ。直ちに侵入者を捕獲してください。繰り返します―』

「いきなり見つかるなんてはやてちゃんのせいだよっ!」
「いやぁ、まさかあんなにたわわな果実が実っとるとは」

ヴァンパイアの私達が侵入に選択したのはもちろん夜。
静まり返った研究所に侵入するのは造作もないはずだった。

「時間帯考えてよ!夜のシャワー室なんて誰かいても不思議じゃないでしょ!」

そこまで言ってふと気づく。

「はやてちゃん、まさか見たさにシャワー室をワザと選んだなんてことないよね?」
「…………テヘッ♪」
「はやてちゃん!!」


わずか数分にして、事態はマズイ方向に傾いている。
さっさと、済ませないと…っ。

と、曲がり角を曲がると、早速追っ手らしいヤツ。
警棒を持って、待ち構えている。

「止まりなさいっ!」

…って言われて止まるやつは居ないよ。

私ははやてちゃんに視線を向けると、軽く合図。
はやてちゃんが頷いたのを見て、私は先に相手に向かっていく。
その後ろに続くはやてちゃん。

ちょうど、それは私がはやてちゃんを隠す形となって、相手の視界には私だけが 映っているはず。

「と、止まれ…止まるんだ!」
「悪いけど、そうもいかないんだっ」

相手のギリギリ前で立ち止まって、意識を私に向ける。

「くっ!このぉ!」

当然相手は、どうしていいのか判らないまま警棒を振り上げてくる。
それを腕でガードして受け止めている間に、

「…ぐぁっ!」

私の後ろにいたはやてちゃんが跳躍して、相手の背後に回ると頸部に手刀を入れた。
もちろんはやてちゃんの姿を捉えることが出来なかった相手は、床に沈む。
一瞬のことに、きっと自分が倒れたことにも気づかなかっただろう。

「どこだっ!向こうを探せ!!」
「はいっ!」


通りの向こうでは、そんな声が聞こえる。
その声からして、ざっと4、5人はいるかな…?
倒すのは訳ないけど、そこに時間をかけるべきじゃない。
ここは…身を隠すしかないか。

「はやてちゃん、こっち!」
「よっしゃ…!」

手近な部屋を見つけて、ドアロックを素早く解除するとその中に身を隠す。
さすがに、大人数をこんな狭い場所で相手にはできないし…。
それに…キリエやアミタレベルの戦闘に特化したやつがきたら、それこそ厄介だから…。


「いたか!?」
「いえっ、どこにもっ」
「近くに居るはずだ!探せ!』
「はいっ」

遠ざかっていく足音。
そして静寂が辺りを包んで、やっと私達は安堵の溜息を漏らす。


「少し…足止めくらうね」
「まぁ、無駄にドンパチするよりかマシやろ」
「…で?ここは…?」
「わからんけど…人の気配はせんし安全ちゃう?」


真っ暗闇の中、はやてちゃんはそれだけ応えて歩き出した。
私もそれに続いて歩き出す。

確かに…人の気配はしない。
しないけど…なんだろう…? 何か圧迫感を感じる。

何度か辺りを見渡して辺りを探る。
暗闇を暗闇としない、私達にとっては朝飯前。
視界の先には…形容しがたい装置みたいな物があった。

「…なに? これ…」
「ナノハちゃん?なんか見つけたんか?」

はやてちゃんが声だけで返事を返してくる。
私は、何も言わず…それに触れた。

「よくわかんないけど…人一人が入れるぐらいのカプセルがあるよ」
「はぁ? カプセル?」

素っ頓狂なはやてちゃんの声。
けど、他に言い方がないんだもん。
こう…上部のガラス部分から中を覗き込むけど、中にはなにもなくって筒状になってるだけみたい。

「うーん、ほんまにカプセルやね」
「でしょ?」

言いながら、他に何かないか触ってみるけど特に何もなくて。

「ナノハちゃん…それ…」

はやてちゃんの困惑した声に振り向く。
そしたら、はやてちゃんには珍しく唖然とした表情で私の後ろを見つめていた。

なに…って、何が?

…視線の先を追って、何もいえなくなった。
だって、目の前には今見ていたカプセルから伸びるチューブみたいなものが、
触手のように幾つも分かれながら、この部屋の中心部分の大きな装置に繋がっていたから。

しかも…中に液体が入っていて…。
その色に…見覚えがあった。
黒味を帯びているけど、紅いこれは…

「これは…血液…!?」

そう…大量の血だ。
数十人分ぐらいは、あると思う…。

その装置に手を触れようとしたその時。

「セキュリティーが甘いのかなぁ…それとも相手が大物なのかなっと」

パチン

のんびりしたのセリフと共に部屋に入ってきた人間が、電気のスイッチを点けた。
咄嗟のことに判断が遅れた私達は…

「…………。おや、君達は誰かな?」

見事に見つかった。









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  1. 2016/07/23(土) 00:00:00|
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